信じたいけど信じられない|被害者ぶるシタ夫と病みゆく妻【ゲス戦記第7話】

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ラーコ

当サイト運営者のラーコ(@gesumake)です。

私は元夫の不倫により離婚
5年半のシングルマザー歴を経て、現在はステップファミリーとして再出発しています。

自分とは無縁と思っていた不倫。

それは突然我が身に襲いかかります。

夫婦の歴史も家族の笑顔も、一瞬で消え去る破壊力。サレた側の心はズタズタに引き裂かれる。

この『ゲス戦記』では、私自身が不倫と戦った記録を、シリーズで描いています。

▼▼今までの話はコチラから▼▼

夫への不信感から、財布を見てしまった私。

中から出てきたのは、ラブホのカード2枚。

頭は真っ白。震える手。

夫本人に聞くも、元カノとのものと言い張ります。

そうだよね。夫はそんな人じゃないはず…!

おかしいと思いながらも、再び信じる決意をするのでした。

gesusennki

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目次

信じたい・信じられないの狭間

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信じようともがく日々

再びホラーマンの言葉を信じようとする私。

家族に疑われたらどんな気持ちになるだろう。私が信じてあげなくてどうするの。

自分の意識をそらすため、ミー子を連れて友人と出かけたり、自分の趣味を見つけようとしたりしました。

当然、心は晴れません。

ホラーマンにとって、居心地の良い家庭にしようとも思いました。

  • 料理のレパートリーを増やそう
  • 遅く帰っても、嫌な顔しちゃいけない
  • 疑わず、笑顔で送り出そう
ラーコ

しかし、ホラーマンが変わることは一切ありませんでした。

当たり前ですよね。
原因はここにはなかったのですから。

居心地の良い家庭にするために、私がとっていた行動。
それはホラーマンに、不倫しやすい環境を提供することになっていたのです。

深まる疑い

変わらず冷酷で家庭に無関心なホラーマン。不倫の疑いが払拭できずにいました。

  • 仕事帰りに女といるんじゃ…
  • 休日の予定も嘘なんじゃ…
  • ミー子のお世話をひとりでしてる今、女と行為をしているんじゃ…

心がかき乱されおかしくなりそうでした

休日は毎度、オシャレしてどこかに出かけていく夫。

少しだけミー子に触れてから出かけることも。

もしこの後、その手で女を触るとしたら…
気持ち悪い。そんな手でミー子を触らないで。

ラーコ

あらゆる行動が不倫に思えて仕方ありません。

とても苦しい日々。闇でした。


住んでいたアパートの近所にある、ショッピングモール。

家にこもりきりだと気が滅入るため、0歳のミー子と2人でたまに行くことがありました。

周りは父親も揃って家族連れの親子ばかり。

みんなにとっての当たり前が、どうして私にはないんだろう…。
なんで私だけ?私そんなに悪いことした?

惨めでした。
羨ましくて仕方ありませんでした。

里帰り終了からの3ヶ月間で、体重は10kg以上も激減

心も身体も完全に壊れていました。

被害者ぶるシタ夫

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疑うと冷酷に怒り、妻を見下す夫

疑心感から、行動を詮索するような発言をしてしまうことも、度々ありました。

ラーコ

今日仕事遅かったけど、忙しかったの?

ホラーマン

仕事意外なに?信じるって全然信じてないよね?


ラーコ

本当に不倫じゃないよね?

ホラーマン

違うって。疑われるとこっちがおかしくなりそうだよ。


ラーコ

休日出勤、帰り遅くなりそう?

ホラーマン

多分ね。また疑ってんの?集中して仕事もできないし、気持ちよく出かけられないよ。

ホラーマン

来年昇給かかってるのわかってるよね?今仕事でバツがついたら困るんだよ。なんでわからないかなぁ。

少しでも私が疑う発言をすると、「自分の方が辛い」と被害者ぶる夫。

冷酷な目見下す態度

少し前まで、仲良く笑い合っていたホラーマンはどこに行ったの?

もう私に触れることもない。
笑い合うこともない。
気軽に話しかけることすらできない。

優しい顔で笑いかけてくれていたホラーマンは、私の中で怖い存在になっていました。

信じられない私が悪者?

行動を詮索されると、機嫌を悪くし、私の発言を抑え込むホラーマン。

土日も気持ちよく出かけられない?
行くなと言ったことなんて一度もない。

一日中、0歳児のお世話を全てしている身にもなれ。夜も眠れずご飯も喉を通らず、こんな状態でもホラーマンへの理解が足りないというの?

  • 何かがおかしい
  • ホラーマンを理解して家族を取り戻したい

両方の気持ちが入り混じります。

ホラーマンが女と楽しくしているのを想像しては苦しくて。でも信じてやれない自分に自己嫌悪で。

居心地の良い家にしないとと思い、詮索しないように自分を抑える日々。

ラーコ

ホラーマンの前では必死で笑顔をつくり、娘と2人きりのときは常に涙が溢れる状態でした。

しかし現実は、女との時間を楽しむために、私の発言を抑え込んでいただけのこと。

疑われたら仕事に集中できない?

違う。
「彼女との時間を邪魔するな」
ただそれだけ。

信じようと葛藤する私の心を逆手にとり、自分を被害者とすることで、妻に罪悪感を植え付けつける不倫夫。

そして、気持ちよく不倫を続けるのです。

性格の不一致?不必要な妻子

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不倫ではないと、まだどこかで信じていた私。

夫婦にとっても娘にとっても、不仲のままでは家族に笑顔の未来はないと思いました。

なんとかしなくちゃと、ホラーマンに相談したことも。

ラーコ

私たちこのままじゃいけないと思う。ミー子のためにも,
お互いもっと歩み寄れない?

ホラーマン

別に普通でしょ?子どもできたらどの家庭もこんなものだよ。気にすることじゃないよ。

これが普通だったらこんなに悩まないよ…!

届かない思いに苦しむ日々が続きました。

しかし何度か話し合ううちに、ホラーマンの発言が変化していきます。

ホラーマン

そうだよね。こんな関係おかしいかもしれない。お互い頑張ってるのに上手くいかないなら、もう難しいかもね。

ラーコ

え…?

ホラーマン

一緒にいても関係悪くなるだけなら、離れる選択肢もあるよね。これ以上何か解決策ある?どちらが悪いじゃなくて、上手くいかなかっただけだよ。

ラーコ

…ミー子はどうするの?

ホラーマン

子どもには母親がいるべきだよ。

家族をやめる?
ミー子まだ0歳だよ?
この子と2人でどうやって生きていけと?
そもそも性格の不一致?
こんなことになるまで、喧嘩もなく支え合ってきたのに…。

絶望でした。

人生への絶望

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ホラーマンにとって、私とミー子は必要ない存在

じゃあなんで結婚したの?
なんで子どもつくったの?
この子の人生どうするの?

思い出すのは、昔のホラーマンの笑顔

「どうしてこうなったのか」「どこで何を間違えたのか」わけがわかりませんでした。

自分が信じてあげられないからダメなのか。
夫婦に問題があるなら、変えていきたい。
簡単に家族を終わらせたくない。

ラーコ

でももう、心は限界でした。

耐えていたというより、ただ死ねなくて生きていただけのこと。

夜中、大声で泣きながら外を歩くことも何度かありました。

「このままどこかへ消えてしまいたい」

そう思いました。

突然の訪問者

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この頃、週に一度、母が片道1時間かけて実家から来てくれていました。

ミー子と触れ合ったり、買い物のサポートをしてくれたり、少しお話したり。昼間のうちに帰って行く形。

ラーコ

週に数時間だけでしたが、普段話し相手もいなく、ひとりで家事育児している私にとっては、救いの日でした。


その日は母がやって来る日

平日の昼前、ミー子と2人きりのアパート。

インターホンがなります。

あれ?いつもより少し早いな。

画面に映っていたのは、思いもしない人物でした。

つづく

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