当サイト運営者のラーコ(@gesumake)です。
私は元夫の不倫により離婚。
約6年間のシングルマザー歴を経て、現在はステップファミリーとして再出発しています。
自分とは無縁と思っていた不倫。
それは突然我が身に襲いかかります。
夫婦の歴史も家族の笑顔も、一瞬で消え去る破壊力。
サレた側の心はズタズタに引き裂かれる。
この『ゲス戦記』では、私自身が不倫と戦った記録を、シリーズで描いています。
▼▼今までの話はコチラから▼▼
【これまでのゲス戦記】
第1話>>まやかしの幸せ←前回の話
職場の同僚だった元夫。
結婚して1年半後に妊娠が判明。
新しい家族が増えるんだ…!
私の心は温かい感情でいっぱいでした。
数ヶ月にも及ぶ重いつわり
妊娠が判明してすぐ、つわりが始まりました。
- 何も食べられず・飲めれず
- 常に吐き気
- 吐くものがなくなり胃液を吐く日々
- 食道が荒れ、痛みと吐き気で眠れず
- トイレを抱え込み夜を明かす
執念で仕事へは行っていましたが、職場でもトイレにこもる状態。
通勤途中で、車を運転しながらビニール袋に吐くこともありました。
家でも家事はほとんどできず。
毎日が過ぎ去るだけで必死。
当然、夫との行為もできなくなりました。
私のつわりは長い方だったようで。
そんな状態が、5ヶ月ほど続きました。
体調を気づかい支えてくれる元夫
つわりの間もホラーマンは優しく、私の体調を気づかってくれました。
- つわりに効くものを調べてくれる
- 点滴に付き添ってくれる
- 家事はほとんどやってくれる
仕事が忙しい中でも私の体調を気にかけ、家事もこなすホラーマンに、とても感謝していました。
つわり真っ只中、私の大切な友人の結婚式がありました。
電車で1時間弱の距離。
動くのもやっとの状態。ですがどうしても参加したかった私。
今回はやめたほうが良い。身体が大事だよ。
大切な友達だから行きたいんだ。
わかった。でもそんな状態で電車は無理だよ。車で乗せていくから。
車で片道1時間以上かかる距離を、送迎してくれるホラーマン。
意識がもうろうとした状態での結婚式ではありましたが、大切な友人の結婚を祝え、嬉しく感じました。
と同時に、ホラーマンの優しさを再認識。
迷惑かけてごめんね。いつも本当にありがとう。
全然大丈夫。気にしない♪
この人と結婚して、本当に良かった…!
つわりの裏で始まる裏切り
妊娠6ヶ月にもなると、少しずつつわりがやわらいできます。
今までホラーマンに任せきりだった家事も、取り戻すかのように私がやるようにしていました。
身重ながらも、仕事で帰宅が20時以降になることもしばしば。
そこからの夕食づくり、洗濯、仕事の準備など。
大変ではありましたが、
- ホラーマンがいてくれる
- 新しい家族に出会える
それを励みに頑張れました。
ですがこのとき、すでに夫の不倫は始まっていたのです。
ホラーマンを完全に信頼していた私は、全く気づかず。
ですが、予兆はちゃんとありました。
予兆① ワイシャツにファンデーション
ある日の夜、洗濯物を干していると…
仕事のワイシャツの肩付近に、ファンデーションらしき汚れを発見します。
疑うことを知らない私は、冗談でホラーマンに聞きます。
あれ〜シャツにファンデーションついてるよ!どこでつけてきたんだ〜?笑
あれ?本当だ汚れてるね。何の汚れだろうね。笑
動揺も見せないホラーマンと、2人で笑いながら話していました。
予兆② 外泊が増える
それまで外泊なんてほとんどしたことのないホラーマン。
妊娠後期、里帰りまでの2ヶ月間で、3回ほどの外泊がありました。
仕事の行事で朝早いんだ。会場が実家の近くだから、実家に泊まってくるね!
大学の友人たちと夜中まで飲むことになったから、泊まってきても良い?
事前に私に説明した上で泊まりに行きました。
大丈夫だよ。こっちは気にせずゆっくりしておいで!
- 普段から各々の時間も大切にしていた
- つわり中の夫の優しさに感謝していた
- 完全に信頼しきっていた
ゆえに、外泊も得に不満ではありませんでした。
外泊中も私に連絡をくれており、まさか女と泊まっているなんて、微塵にも思っていませんでした。
予兆③ 里帰りの予定を早める
出産予定日の1ヶ月前に里帰り予定だった私。
仕事の育休は、出産予定日の1ヶ月半前から。
育休に入るとき、ホラーマンが提案します。
育休に入ったらすぐ里帰りしても良いよ?自分も帰るの遅いし、身体に何かあっても対処できないと心配だから。
もともとの予定よりも、2週間早く里帰りすることに。
私の体調を気づかってのこと。
このときも、ホラーマンの優しさに感謝していました。
「ただ気兼ねなく女と会いたかっただけ」とは知らずに…
変わらない夫婦仲
つわりの裏で始まっていた不倫。
しかし、ホラーマンの私への態度は全く変わらず、夫婦仲も相変わらずの良さでした。
たくさん冗談言って、たくさん笑い合う。
仕事の話も聞いて励まし合う関係。
お腹の子どもにつけた仮の名前を、2人でよく呼びかけていました。
ミー子元気に生まれてこいよ〜!
あ、今ミー子動いたね!きっと元気いっぱいな子だよ!
出産への怖さはもちろんあります。
しかし、ホラーマンの存在が心強くもありました。
家族3人での生活が楽しみでした。
ミー子…生まれてきたら、2人でちゃんと守るからね。安心して生まれてきてね。
初期段階で不倫に気づけば結末は違ったか
この頃もしホラーマンの不倫に気づいていたとしたら、今とは違う未来が待っていたのかもしれません。
不倫を止められたかもしれない。
もし止まらなくても、ホラーマンが家庭を捨てる選択はしなかったかもしれない。
それはまだ、『結婚生活>不倫相手』の状態だったから。
「なんで気づかなかったんだろう」と何度も思いました。
しかし、今となっては確信できます。
このとき不倫に気づいたとしても、結局同じような結末になっていた
ということを。
なぜそう言えるかって?
それは、この後ホラーマンの『人間としての愚かさ』をとことん思い知ることになるから。
無常で卑劣な心の殺人を繰り返しても平気な、ホラーマンを目の当たりにするから。
だから、この不倫を終わらせたところで、いつかまた裏切りは起こる。
簡単に家族の心を踏みにじる。
時期は違えど、ホラーマンとは離れる結末になっていた。
そう確信しています。
つづく
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