不倫サレて離婚を考えているけど、すごく不安。離婚して幸せな未来なんてあるのかな。
暗闇から抜け出したい。
不倫夫との未来に希望なんてない。
そう思っても、離婚する勇気なんて簡単に持てないものです。
筆者ラーコも元サレ妻。
私が離婚を決断する際も、絶望と不安で押しつぶされそうでした。
ですが、離婚に後悔は全くありません。
むしろ断言できます。
離婚していなかったら、後悔していた。
私は今、大切なものたちに囲まれているから。
離婚には大きな葛藤が伴います。
離婚すれば順風満帆、というわけにはいかないでしょう。
この記事では、データと筆者の離婚体験をもとに、
- 離婚を後悔する人はどれくらいいるか
- 離婚からどのような幸せが得られたか
- なぜ幸せにつながったのか
について話していきます。
夫婦に幸せな未来は見えないけど、離婚する勇気もない。
そんな方が、今後に希望を抱ける記事になれば幸いです。
「離婚=恥ずかしい」ものでは決してありません。
離婚が幸せの第一歩になるかもしれません。
離婚を後悔する人は意外と少ない
弁護士相談プラットホーム「カケコム」が、離婚経験者100名を対象に「離婚の決断理由とその後の後悔に関するアンケート」を実施しました。
アンケート①
✔️あなたは離婚を決断する際、どれくらい悩みましたか?
「かなり悩んだ」…36%
「悩んだ」…28%
「少し悩んだ」…30%
「悩まなかった」…6%
アンケート②
✔️あなたが離婚を迷った理由は?
1位…子どもへの影響
2位…周りへの迷惑
3位…世間体
4位…経済面の心配
5位…関係修復の可能性
アンケート③
✔️離婚を後悔したことはありますか?
「はい」…15%
「いいえ」…85%
出典元(kakekomu.com/media/16695|カケコム)
これらのアンケートからわかることは、以下の通り。
- ほぼ全ての人が、離婚を簡単に決断できなかった
- 子どものことや経済面、世間体などが不安要素
- 不安要素があっても、8割以上の人が離婚に後悔はない
『離婚してよかった』と思う人の方が、圧倒的に多いんだね。
「離婚=人生の失敗」というイメージに、離婚を怖れる人も多いでしょう。
ですが、ただ結婚がうまくいかなかっただけの話。
平気で家族を傷つける人間と居続ける方が、本当の意味で失敗の可能性も。
離婚は決して、人生の失敗ではありません。
離婚と世間体への向き合い方は、以下の記事で解説しています。
サレ妻の離婚後の幸せエピソード
幸せ① 子どもと笑い合って暮らせる
我が家には今、娘の笑顔で溢れてます。
私が元夫と離婚したのは、娘がまだ1歳になったばかりの頃。
妊娠中から離婚までずっと、不倫は継続していました。
不倫中の我が家。
真夏でも「うちだけ雪降ってる?」と思うほど冷え込んでいました。
- 夫は娘と私に無関心
- 私は毎日泣きながら娘のお世話
- 夫婦の会話は避けられる
- 笑顔がない家庭
- 夫は不倫継続&自己保身に必死
『笑顔のない家庭では、娘の純粋な笑顔は育たない』
そう確信を持ち、離婚。
現在は、
- 娘は親に気を使うことなく自由に成長
- 毎日娘と純粋に笑い合える
- 私も笑顔でいられる
子どもに無関心な親がいるより、片親でもたっぷりの愛情を注ぎたいと思いました。
だからこそ今、娘の純粋な笑顔があるのだと実感しています。
幸せ② 夫の態度に一喜一憂しなくてすむ
不倫中の夫は、無口・無表情・無関心。
私の中で、恐怖の対象になっていました。
夫の態度に、一喜一憂。
分かり合えると期待しては裏切られ、何気ない言動で絶望に突き落とされる連続。
- 帰りが遅い。また女と会ってるのかな
- 今日はいつもより優しいな
- やっぱり嘘ついてた。見下されるのも苦しい
心は疲れ切っていました。
もっと子育てだけに集中したかったよね。
離婚後は、純粋に娘の成長に目を向けられるように。
当然、仕事と育児の両立で毎日大変。
しかしそれ以上に、自分の人生を生きているという実感を取り戻せるようになりました。
探り合いのない、安心できる家って最高です!
当たり前なんですけどね。笑
幸せ③ 人との関わりが深まった
私はもともと、悩み事があっても「他人に頼るより自分で何とかしよう」という性質でした。
ですが不倫サレを機に、他人に頼ることを覚えます。
離婚を迷うとき、友人に意見を聞いたり、悩みをたくさん聞いてもらったり。
自分のことのように聞いてくれ、どんなことでも協力すると言ってくれました。
不倫の闇を抜け出せたのは、周りの人の支えがあったからこそ。
人の温かさと有り難みを再認識しました。
そして「他人に頼って良い」という当たり前のことに気づくのです。
離婚してからは、仕事もあり、娘の保育園のお迎えなど、両親に頼むこともありました。
姉と姪もよく遊びにきてくれました。
私も心が楽になると同時に、娘もたくさんの人に愛され楽しそう。
友人や職場の人とも、自分の心を見せながら話すように。
すると、他人に頼られることも増えていきます。
- 弱さをさらけ出す勇気
- 他人の弱さを受け入れる強さ
それを得たことにより、今、大好きな人たちに囲まれて生活できているのです。
幸せ④ 再度家庭を持つことができた
いちばん大きな変化じゃない?
また家族を築くなんて、闇にいるときは思いもしなかったよ。
離婚をするとき、
- 子どももいるし、もう家庭は無理だな
- また誰かを信じて裏切られるのは怖い
再婚は期待していませんでした。
数年して、今の夫と出会うことになります。
葛藤はたくさんありましたが、
- 娘込みで大切に考えてくれる
- お互いの弱さをさらけ出せる
- 人の心や繋がりを大切にする
もう一度家族をやってみようと思えました。
今後はわかりません。笑
でも、今家族3人で笑い合って暮らせてる。
それで十分だと思っています。
離婚が幸せにつながった理由
理由① 自分の大切なものに気づいたから
離婚か再構築か考える過程で、自分の大切なものに気づけたことが、一番幸せに直結しました。
自分が何を大切にして生きるか
これがわからないままだと、他人に左右されてばかりで、自分がないまま生きることになります。
私が大切だと気づいたものは、
- 今あるものの、ありがたさ
- 自分が自分らしくあること
①は『娘の笑顔』『親・兄弟』『友人』など
②は『大切な人を大切にするために、強く優しい人間でありたいと思える自分』
以前は「他人からどう見えてるか気にする自分」が強くいました。
元夫に対しても、
- 良い妻と思われたい
- ずっと好きでいてほしい
という思いがありました。
しかし、大切なものはそこにはないと気づいたのです。
だから、今の夫とも家族になれたのだと思います。
あなたの大切なものは何ですか?
理由② 元夫への執着がなくなったから
元夫への執着がなくなれば、自分と子どもが楽しく生きることだけに集中できます。
執着している状態では、前を向くことはできません。
- 思うようにならなくて苦しい
- 執着に心の拠り所を求めている
そんな状態。
私も元夫に対して、激しい悔しさや復讐心がありました。
「どうやって噂を広めてやろう」とか「会社での立場なくしてやりたい」とか思ったものです。
私だって不倫夫と女懲らしめてやりたいよ!
ですが、「自分には自分を認めてくれる大切な人だちがいる」そう認識するにつれ、復讐心は次第に消えていきました。
自分の欲しか考えない人間より、人の大切さに気づける自分の方が幸せになれる。
自分への自信につながります。
もし夫婦を続けていたとしたら…いまだに夫への期待と恨みで、心が支配されていたことでしょう。
今では本気で、あんなちっぽけな人間どうでもいいと思えます。
執着を手放せば、幸せに近づけるはずです。
不倫と因果応報の関連性を解説した記事はこちら↓
理由③ あれより悪い未来はないと確信できるから
最悪の状況からは、上がるしか道はありません。
夫の不倫まっただ中、私は生まれたばかりの娘を、毎日ひとりでお世話していました。
- 不倫で夫の帰りは遅く、休日もいない
- 私と娘に無関心で、見下す態度
- ストレスや不安を吐き出す場所がない
- 信じていた夫の不倫で心が崩壊
- それでも娘のお世話は放棄できない
本当に暗闇でした。
夜中に泣きながら外を歩き、「このまま消えたい」と何度も考えました。
離婚には大きな不安がありました。
しかし「これ以上悪い状況って何だろう」とも思えたのです。
離婚してからの私の原動力となりました。
理由④ 自分に自信を取り戻したから
自己肯定感が低いと、幸せは感じにくいです。
「自分はダメな人間だ」と自己暗示をかけてしまうと、本当にそのようになっていくからです。
私は自己肯定感が高い方ではありませんでした。
さらに元夫の不倫で、自己肯定感はドン底に。
- 私は必要とされない人間だ
- 女性としても魅力がない
しかしそれは、元夫に惑わされていただけ。
不倫され、元夫から侮辱され、自信をなくしていただけのこと。
元夫と離れることで、私は自分の価値観に自信を持てました。
それは前述でも話した「大切なものを大切にする」ということ。
価値観に自信を持つことで、自分のことも認められるようになりました。
いきなり自分に自信なんて持てないよ。
そうですよね。
ただこれだけは言わせてください。
シタ夫にはない、人として大切な感情です。
あなたは十分価値ある人。
家族を傷つけて平気なシタ夫なんかに、洗脳されてはいけません。
自分の価値観の軸を見つけ出す
そこから始めるだけでも、未来は変わるはずです。
理由⑤ 金銭面で自立していたから
金銭面で自立していたのは、大きなポイントです。
子どもがいるならなおさら。
私には幸いにも、銀行という仕事がありました。
家計をやりくりし、お金の知識もあったことから、シングルマザーの5年半で、2,800万円まで貯めることができました。
現在仕事がある人は、仕事と育児を両立できる環境を整えること。
仕事がなければ、
- 仕事に直結する資格やスキルを得る
- 仕事を探す
などの準備が必要です。
経済的な見通しを立てることは、離婚前から準備すべきことだよね!
収入の柱の目処が立つまで、離婚を引き延ばすことも視野に入れましょう。
別居して婚姻費用をもらいながら、離婚準備を進めることも可能です。
婚姻費用は、妻子の正当な権利です。
また、不倫の慰謝料・養育費の取り決めは必ずしましょう。
- 慰謝料は不倫夫の当然の義務
- 養育費は子どもの正当な権利
- 公正証書に残すことで効力が発揮
子どものためにも、自身のためにも、必ず取りましょう。
曖昧なままの離婚は禁物です。
まとめ:サレ妻でも離婚したからこそ得られる幸せがある
- 子どもと笑い合って暮らせる
- 夫の態度に一喜一憂しなくてすむ
- 人との関わりが深まった
- 再度家庭を持つことができた
離婚した結果、幸せに進むことができました。
アンケートを見ても、離婚を後悔する人はわずか。
しかし、離婚が幸せにつながるかは、その人自身。
不倫の体験は、辛く苦しいもの。簡単に抜け出せるものではありません。
だからこそ、人の大切さ、自分の守るべきものに気づけるのです。
離婚で幸せか後悔かの分かれ目は、
- 納得した離婚をしているか
- 自分自身の振り返りと成長はあるか
不倫して家族傷つける奴が悪い。
それは当然。
でも、何かに言い訳ばかりしていたら、幸せにはなれないってことだね。
自分を成長させながら歩めば、暗闇時代からは想像もできなかった世界と出会えるはずだよ。
あなたは、被害者ではなく主人公。
選んだ道を正解にするのは、これからです。
幸せになる!