不倫夫と離婚したい!
でも一度離婚したら後戻りできない…
後悔したらどうしよう。
パートナーの不倫でよぎる『離婚』の2文字。
「離婚したら楽になれるかも」
と思いながらも、実際に決断するのはとても勇気のいることですよね。
今よりも幸せになるための離婚が、後悔する結果になるのは非常に悲しいことです。
実際には、離婚を後悔する人は、2割にも満たないという調査結果もあります。
それならきっと後悔しないよ!
あんな旦那、はいバイバイ〜♪
ちょっと待って!それは早まりすぎだよ。
離婚後に、後悔してしまう人も少なからずいるのが現実です。
なぜ後悔するのか?
後悔しやすい人には共通点があります。
この記事では、
- 離婚を後悔した人の体験談
- 離婚を後悔するサレ妻の特徴
- 離婚を後悔しないためにすべきこと
について話していきます。
この記事を読めば、未来を見据えた決断と準備ができるはずです。
選択した道を、胸を張って進めるキッカケになれば幸いです。
サレ妻が離婚を後悔する理由と体験談
離婚を後悔する割合と後悔理由
株式会社カケコムが離婚経験者100名を対象に実施したアンケートで、次のような結果が出ています。
アンケート①
✔️離婚を後悔したことはありますか?
「はい」…15%
「いいえ」…85%
アンケート②
✔️どのようなことで後悔しましたか?
「子どもに寂しい思いをさせた」…7票
「慎重に考えればよかった」…3票
「子どもと離れてしまった」…2票
「経済状況が厳しくなった」…1票
「その他」…2票
出典元(kakekomu.com/media/16695|カケコム)
離婚を後悔する人ってこんなに少ないんだ!勇気が持てるね。
私もこの結果には納得!
むしろ離婚したらスッキリ前に進めるもんね。
離婚理由を不倫に限定したら、後悔する人はもっと少なそう!
一方で離婚を後悔する人もいます。
後悔する理由は人により様々。
- 子どもの気持ち
- 金銭面
- 慎重さの欠如…
その中の意見のひとつ。
子供がパパいつ帰ってくるの?と聞いてきたとき、暴力を振るう人でも子供にとっては父親なのだと思った。
(女性)
というもの。
後悔の理由は『子どもの気持ち』です。
暴力を振るう親と暮らすことが子どものためとは思えないんだけど。
ここからわかることは、離婚を後悔したとしても『離婚=不正解』とは限らないということ。
要は、後悔するか否かは、自分の捉え方次第な部分があるのです。
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サレ妻の離婚を後悔した体験談
先程のアンケートでは、不倫に限らず離婚経験者全般が対象でした。
では、離婚を選んだ『不倫サレ妻』さんたちの、『離婚を後悔した理由』にはどのようなものがあるでしょうか。
正直、後悔したという意見、すごく少なかったです!笑
やはり、不倫サレでの離婚は、スッキリ前に進めている方が多いようですね。
後悔した意見の一部をあげていきます。
離婚を後悔するサレ妻の特徴
サレ妻が離婚を後悔する原因は、次の5つに当てはまる場合が多いです。
- 熟考せずの離婚
- 夫に未練がある
- 離婚方法に後悔が残る
- 経済的不安
- 離婚を他人のせいにする
それぞれ見ていきましょう。
特徴① 熟考せずの離婚
深く考えずに離婚してしまったパターンです。
- 感情的な精神状態で決断
- 問題の根本や再構築の余地を考えない
- 離婚後の生活イメージの不足
不倫夫に対して感情的になるのは当然のこと。
怒り狂って「顔も見たくない!離婚!」という気持ち、とてもわかります。
しかし、離婚後に待つのは現実です。
- 世間の目
- 仕事と育児の両立
- 孤独感
- 子どもの気持ち
- 金銭面の悩み
シングルには多くの葛藤が伴うのものです。
それに耐えきれず、離婚してから、
「もっと歩み寄れたのではないか」
「夫もかなり反省していたな」
と、冷静に夫婦と向き合わなかったことを後悔しても、遅いのです。
特徴② 夫に未練がある
離婚後も元夫に執着が残るパターンです。
- 元夫のことが忘れられない
- 復讐心で支配されたまま
このような状態です。
元夫に未練があり、不本意で離れる結果になると、とても苦しいですよね。
これは、自分の心に納得できないまま離婚に至った結果です。
周囲の意見や夫の圧力などから「離婚しなきゃな…」という後ろ向きな気持ちで離婚に至ると、未練や後悔が残ります。
また、復讐心に支配された状態も、苦しいものです。
物理的には離れていても、心の中ではまだ不倫に操られたままの状態だからです。
『執着心』は、前向きな感情を妨害します。
変えることのできない『過去』と『他人』に捉われ続けます。
自分の心に区切りがついていないままの離婚は、執着を生む原因です。
特徴③ 離婚方法に後悔が残る
離婚自体ではなく、離婚時の取り決めに納得できないパターンです。
- 不倫慰謝料を受け取っていない
- 養育費の取り決めをしていない
- 親権や子どもの面会方法への不満
厚生労働省による「全国ひとり親世帯調査」(平成28年度)で、養育費に関して次のようなデータが出ています。
調査①
✔️養育費の取り決めはしていますか?(母子家庭対象)
「していない」…54.2%
「している」…42.9%
「不明」…2.9%
✔️取り決めをしなかった理由とは?
1位…相手と関わりたくない
2位…相手に支払う能力がないと思った
3位…相手に支払う意思がないと思った
調査②
✔️離婚した父親から養育費を受け取っていますか?
「一度も受け取ったことがない」…56.0%
「現在も受け取っている」…24.3%
「受け取ったことがある」…15.5%
「不明」… 4.2%
養育費一度ももらったことない人こんなにいるの?
始めは支払われていても、そのうち支払われなくなくなるケースも多いよ。
もらえるはずのお金がもらえないのは、金銭面で大きな損失です。
- 夫と早く離れたいという感情
- 精神的疲労
- 知識・調査不足
これらにより、養育費や慰謝料を諦めたり、金額を妥協したりする人は多くいます。
しかし、養育費は子どものための大事なお金です。
離婚後に請求しても、過去にさかのぼって支払いはされません。
慰謝料は、心に傷を受けたあなた自身の正当な権利であり、不倫夫の義務です。
金銭的制裁をしなかったばかりに、後になって悔しさで苦しむ人はすごく多いです。
夫だけのうのうと暮らし続けるのは腹立たしいもんね!
特徴④ 経済的不安
夫婦関係に未練はなくても、金銭面での不安から離婚を後悔するパターンです。
- 生活費・教育費などの不足
- 生活水準低下による不満
離婚前に、経済的なシミュレーションができていなかったことが大きな原因です。
- 月々の生活費
- 子どもの教育費
- ライフイベントに応じた支出
目先および将来の支出も想定の上で経済的見通しを立てないと、生活に困窮したり、教育を制限する結果になります。
また、一度上げた生活水準を下げるのは難しいことです。
想定外の生活水準の低下により「こんなはずじゃなかった」と後悔する羽目にもなります。
特徴⑤ 離婚を他人のせいにする
離婚を他人のせいにばかりし、自分を省みないパターンです。
- 不倫した元夫のせいで私は損してる
- 私は何も悪くないのに、離婚になった
不倫した夫が悪いのは当然です。
私も何度も「元夫のせいで自分ばかり惨めな思いをしている」と思いました。
夫が夫婦を壊さなければ普通に暮らせていたもんね。そう思って当然だよ。
シングル家庭で様々な思いに葛藤しながら過ごすと、「元夫のせいで…」という気持ちになるものです。
しかし『離婚』という選択は、あなた、もしくは2人で決めたこと。
不倫自体は夫に理由があっても、『離婚』を選択した以上、あなた自身の責任です。
あなたには、子どもを守る責任があります。
恨むことと、自分と子どもの笑顔を守っていくことは別問題です。
離婚後は元夫は関係ありません。
今後のために自分がどうすべきか、振り返り、前を見て動ける人は、離婚を後悔しないばかりか、離婚を幸せな道につなげます。
後悔のない離婚のために準備すべきこと
離婚を後悔すやすいサレ妻の特徴から、後悔のない離婚をするために今自分がやるべきことを考えてみましょう。
- 夫婦関係に徹底的に向き合う
- 離婚後のイメージをする
- 経済的に自立する
- 慰謝料・養育費などの取り決め
準備① 夫婦関係に徹底的に向き合う
- なぜ不倫をしたか
- 不倫が終われば解決するか
- 再構築の余地はないのか
- 自分の気持ち・夫の気持ち
- 子どもに対する考え
不倫を責めるだけでなく、素直な気持ちで冷静に、夫婦でしっかり話し合いましょう。
不倫夫の話なんぞ聞きたくもない!
自分の考えを伝えた上で、夫の気持ちに耳を傾けないと、後から未練や執着が残るよ。
- 話し合いの内容
- 夫の向き合う姿勢
など、話し合いをする中で観察します。
夫婦の向き合いから夫が逃げようとしたり、あなたの非ばかり強調したりする不誠実な対応であれば、離婚しても後悔する価値もありません。
逆に夫に夫婦と向き合う覚悟があるのであれば、感情的な離婚を避けられる可能性もあります。
夫を観察しましょう。
冷静に話し合いましょう。
準備② 離婚後の生活をイメージする
離婚後には、多くの問題や葛藤が訪れます。
- 経済的不安
- シングル家庭への偏見
- 生活環境の変化
- 子どもの気持ち
- 孤独感
それらが渦巻ながらのリアルな生活をイメージしてみるのです。
そのうえで離婚が最善と思えば、離婚すれば良いのです。
イメージをしておくことで、
- 現状と未来を対比して冷静な判断ができ
- 今後への覚悟ができ
- 自分のやるべきことが明確になり
- 他人と自分を比べずに済みます
準備③ 経済的に自立する
生活費・教育費・ライフイベントに応じた支出など、概算してみましょう。
その上で、自立する準備をします。
- 継続して働ける環境づくり
(保育園・親族等の協力体制) - 収入増やすためのスキル・資格の取得
- 継続勤務が難しい場合、転職活動
- 仕事さがし
- 就職に直結する資格の取得
- 働ける環境を整える
- 児童扶養手当
- 母子父子寡婦福祉資金
- ひとり親家庭などの医療費助成
- 寡婦控除
- 母子家庭就業・自立支援センターでの就業相談
経済的な見通しが立ちそうであれば問題ありません。
見通しが立たないうちは、早まって離婚する必要はありません。
婚姻しながら、上記の準備を整えていきましょう。
仮に離婚にならなくても、仕事に活きる資格や収入源があるのは、人生に選択肢の幅が広がります。
そして、自分への自信につながります。
準備④ 慰謝料・養育費などの取り決め
必ずしてください。
しておかないと、金銭面でも精神面でも、後悔します。
元夫に金銭面での制裁をキッチリ取らせていなかったら、ずっと憎悪の感情で支配され続けていたと思います。
私自身、慰謝料・養育費のためにやったこと。
- 確実な不倫の証拠をとる
- 普段の言動を記録
- 共有財産・私的財産の把握
- 専門家に相談
- 心理戦を用いた交渉
- 取り決め事項を公正証書に残す
夫に不倫を問い詰める前に、不倫の証拠は抑えておきましょう。
不倫疑惑時点で問い詰めてしまったので、証拠をとるのに少し苦労しました。
専門家は、以下で探せます。
- ホームページや弁護士相談サイト
- 友人知人の紹介
- 法テラスの利用
- 市区町村の無料法律相談
- 探偵からの紹介
私の場合は、不倫調査を依頼した探偵から司法書士を紹介してもらい、法的な相談をしながら、自力で交渉を進めました。
結果、弁護士よりも費用は低く抑えられ、慰謝料も相場以上に受け取れました。
自力での交渉が難しかったり、裁判にまで発展する場合は、弁護士に頼む方が良さそうですね。
まとめ:覚悟と準備次第で離婚は幸せの一歩に変わる
- 熟考せずの離婚
- 夫に未練がある
- 離婚方法に後悔が残る
- 経済的不安
- 離婚を他人のせいにする
まず、離婚により後悔をする人は少ないです。
不倫サレの場合はなおさら、離婚して心が楽になる方が多いもの。
しかし、中には後悔してしまう人もいます。
今後の幸せのために選んだはずの離婚。後ろばかり見ていては前に進めません。
離婚を後悔のないものにするためには、
- 夫婦関係に向き合う
- 離婚後のイメージをする
- 経済的自立
- 慰謝料・養育費などの取り決め
などの行動が必要です。
精神的・金銭的な執着は、離婚前に終わらせなきゃだね!
その通り!
『後悔しないか心配…』って迷ううちは、離婚すべきじゃないからね。
自分自身と夫婦関係に真剣に向き合える人は、どの選択をしても後悔しません。
離婚後の生活をつくるのはあなた自身です。
子どもを守れるのもあなただけ。
それがわかれば、『後悔しない離婚』ではなく『幸せのための離婚』に変わります。
行動したからこそ拓ける未来が待つはずです。
離婚準備を!